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「さて、着替えたらエドを見に行くぞ。」
ハインケルはそそくさと着替え言った。
「なら先行っててくれよ。俺は治療費とかおろしてから行くわ」
着替え終わり、荷物をまとめ出発の準備をする。
「そうか、ならまた病院でな」
「おぅ、また後でなー」
ハインケルは先に出ていった。
一人で色々と考えを巡らせた。
来るべき『約束の日』に向けて―――
この国すべてを巻き込む戦い。
生き残ってみせる、絶対に。
生きると決めた。
またアイツらと笑い合う為に、大切なものを守るために戦おう。
愛に性別、種族なんて関係ない。
互いに愛し合えばそれで充分なんだ。
現にこうして俺達は愛し合えたんだから。
果たしてこの戦いが終わった時、俺達はまた笑い合えるだろうか…
先の事はわからない。だからこの一瞬一瞬を大切にしよう。
温もり、匂い、声、体感する全てを大切にしよう、と。
ハインケル、約束必ず守ってみせる。
‐獅猿演舞‐fin
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