1章 はじまり

4/4
5人が本棚に入れています
本棚に追加
/90ページ
「キンブリーを・・・追ってくれ・・・皆が危な・・・」 そう言うと少年は顔を伏せた。 「む?・・・気絶した」 「どうする?」 「しょーがねぇ、小僧には悪いがさっさと医者を探すか」 そう言うとハインケルは少年を背負いなおし出口を探していった。 「・・・んむ?」 ふと、ダリウスが立ち止まり何かを手にしていた。 「・・・どうした?ダリウス」 「いや、こいつは・・・」 ダリウスの手には紅い鉱石のような形をした石が握られていた。
/90ページ

最初のコメントを投稿しよう!