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「キンブリーを・・・追ってくれ・・・皆が危な・・・」
そう言うと少年は顔を伏せた。
「む?・・・気絶した」
「どうする?」
「しょーがねぇ、小僧には悪いがさっさと医者を探すか」
そう言うとハインケルは少年を背負いなおし出口を探していった。
「・・・んむ?」
ふと、ダリウスが立ち止まり何かを手にしていた。
「・・・どうした?ダリウス」
「いや、こいつは・・・」
ダリウスの手には紅い鉱石のような形をした石が握られていた。
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