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外は一面の雪景色。
雪が降り積もり忙しそうに雪かきをする人の姿もある。
「うぅ・・・やっぱさみぃなぁ・・・」
ダリウスが手を擦り合わせながら言葉を漏らす。
「なぁ、ハインケル・・・上着貸してくれよー」
「ふざけんな、俺だって寒いんだ。」
隣にいるハインケルが軽くあしう、この程度のやりとりはいつものことだ。
(っちぇ・・・冷てぇの・・・いつものことだけど)
一人落ち込んでいるダリウスを尻目に
「さっさと、宿行くぞ。寒くてたまらん。」
と一人で勝手に歩き出すハインケル。
「あー・・・ちょ、置いてくなって!」
雪に足をとられながらも急いでハインケル追った。
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