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「そういえば名前は何て言うの?」
「本城 瑠伊。」
「そっか。瑠伊っていうんだ。なんか意外だな」
「君は?」
「私は源 冴香」
「なんか、今更自己紹介してるのもおかしいね」
クスクス…
「僕ね、昨日びしょ濡れの冴香を見てあまり綺麗だったから思わず声をかけたんだ」
「また…そんな……」
彼が言い淀むでもなくそう言った
私は彼のその一言にまた俯いた…
まるで、タイミングを計ったようにする仕草や言う台詞はずるいと思った
また、それに一喜一憂している自分もなんだか情けなくも思えた。
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