はじまり……

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「学校まで走ろうぜ♪」 「はっー!!」俺は普段ださない声で言った。 「別に良いだろう♪」 なんで彼がこんなに嬉しいのか、理由はただ動くのが好きなのだ。 「そんなに走りたいなら一人でやれよ」呆れながら言った。 こんな会話をしてたら学校に着いていた。 「今日なんか人少ないな」昇太が言った。 確かに何故か今日は人通りが少ないかも。 教室に入るとすぐに分かった。 「おはよー優太」 挨拶をした人物は琴峰亮(ことみねりょう) 同じクラスで成績優秀だがとても友達想いの良いやつ。 「おはよー亮」俺も返す。昇太も挨拶をすると席についた。 俺も席に着いて周りを見たら空席がかなり目立っている。 ガラガラ 「おはよー!」 先生も挨拶したあとに周りを見る。 「なんでこんなに少ないんだ?」 うちのクラスは40人いるのだが半分も来ていないのだ。 「来てる人は自習をしていてくれ」 と言って先生は教室を出た。 「なぁ今日なんか変だな。」 昇太が喋り出すとみんなも喋り出した。 「確かになんでだろうな。」亮も気にかけていた。 「たぶん大丈夫だろ」俺はそう言いながらも内心は心配だった。 彼らはもう地獄の中に入るのにまだ気づかない…… 「………先生遅くね~」昇
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