黄巾の乱

4/19
689人が本棚に入れています
本棚に追加
/131ページ
「いや~~ 良い人だったのだ 鳶もああいう男になるんだぞ………ずず~~~……人にやさしく.だ」 「人に優しく…ねぇ ずず~~~ 神酒さんとここまで旅を時点で充分優しさは証明 ずず~~~ されてると思うけど」 神酒さんはキノコを吐いて空いたお腹にラーメンを入れようと訳の分からない事を言い出し現在に至る 適当なところに入ったつもりなのに ここがかなりの当たり!! 濃厚な鶏ガラ出汁 薄味だけど細い麺に絡まり 一口一口が美味すぎる チャーシューにも鳥を使い そしてギトギト浮いてる様に見える脂はチー油 鳥の脂だ ん!? 麺が黄色いまさか卵を……神過……ん? 町人達が話している声が耳に入る 『知ってるか?……最近この辺で黄色い布を頭に巻いた盗賊が跋扈(ばっこ)しているんだと』 『あぁ…それでここいら商人が町に来れないらしい…酷いもんだ』 『それで この前出した討伐部隊も結局帰って来なかったらしい』 『なんと!?…それではどうしようも ないでは無いか!!』 黄色い布の盗賊…か 確かに最近山で熊や虎と会うより そいつ等に合うことの方が多い 始めは偶然だと思ってたが…… 「気になるのか?」 「ん……」
/131ページ

最初のコメントを投稿しよう!