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「大丈夫か!?」
駆けつけたが一歩遅かった…黄色い布の集団に襲われ 兵士が腕を負傷していた
「神酒さん 如意棒を!!」
相手は 10人……賊にしてはちょっと多すぎやしないか…
まぁ いっか
「伸びろ 如意棒!!」
十秒後
賊に苦戦なんてする訳ない……
「「「「おっ…覚えてろよ~~」」」」
……すたこらすたこら
逃げ足だけは早いもんだなぁ…
「大丈夫か!?……あ」
初日に町で助けて貰った 孔融さんだった
「あなた達は………先の武勇を見て お願いが有ります」
一回 神酒さんと顔を合わせると また向き直った
「この 鳶で良ければ好きに使ってくれてかまわん」
こっちを向いた孔融さんに頷き返す
「ありがとうございます……実は数刻前 近くの黄巾の賊達が攻め込んでくると言う噂を聞きまして それもかなりの信憑性が有るもので…… しかし今の我々だけでは到底 太刀打ちができません なので今ここから五里行ったところに駐留している 劉備という義勇軍に応援を依頼しに行く途中に……こんなことになってしまって……お願いです太史慈さん 私の代わりに劉備のところへ行って援軍の要請をして来て下さい!!」
「わかりました それじゃあ サクッと終わらせて来ますよ!!」
孔融さんのであろう 馬に乗り駆け出した
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