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俺は鳶さんに今わかっている事をだいたい説明した
「つまり 俺は云百年前の中国であった 三国時代ってところに飛ばされた…と」
「はい…だけどそこにいた武将は全員女性で今のところ 鳶さんしか登場人物の中で男性のまま出てきていないんです」
「ってことは 関羽や鈴々 劉備さんも元は男で出てくるのか?」
「はい……今のところ幽州の公孫讃さんも 元が男性なのに女性でした」
「つまり この女だらけの世界で 俺の方が異変になるって事か」
「はい……多分 そうだと思います」
「それで 一刀はこれから起こるだいたいの事は知っているって事?」
「だいたいは…ですが」
「ふ~~ん 話はだいたい解った 十年来の疑問が溶けたよ ありがとう」
鳶さんはそう言った後深くお辞儀して立ち上がった
「…あの!! もし良かったら 明日だけじゃなくってその先もずっと力を貸して頂けませんか!?」
「………本郷はこの先の出来事を知ってるんだろう?」
そう言って振り返る事もなく天幕に戻って行った
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