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『酒井忠次』
老齢にも関わらず関ケ原の戦に参戦し、冴え渡る“酔拳”の妙技にて敵を翻弄したこの猛将は、戦が終結した後も“老師”や“師父(シーフォー)”などと崇められながら、神技を後生に伝えたと云われている。
そして、酒は長寿の薬…
酒井忠次はその後およそ三十年ほど存命していたという記録も残っており、とある文献によると、齢百歳の誕生日の折に『やっと半分生きたというところか』などともらしたとされている。
その後の記録ははっきりと残ってはいないのだが、一説によると此の酒井忠次は酒の神として崇められるようになり、ギリシャ神話のバッカスなどと同一視されていたとも噂されているが、真偽のほどは定かではない。
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