【登場人物・後日談】

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『田中吉政』 田中吉政…洗礼名、田中バルトロマイ吉政は、前述した明石ジョアンジュスト全登・黒田ダミアン長政・小西アウグスティヌス行長らとあわせて、南蛮寺四傑として今日にまで語り継がれる、伴天漣における英雄の一人である。 伴天漣禁止令を下した豊臣秀吉、そしてその秀吉から身を守るためにやむなく棄教を装った黒田如水らに促されるように、関ケ原の戦では切支丹であることを隠して戦地に赴いた田中吉政。 しかし戦場で目の当たりにした、筒井定次の大量破壊兵器、そして小西行長の南蛮寺剣法により治療、その両方を受けて、この田中吉政は、晩年まで南蛮寺剣法の教えを後生に伝えたと云われているのであった。
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