1.学園生活の始まりデス!!

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はるとアキはあっけらかんとしてしまった。 無理もないよなァ。 ゆめは、恋愛にうとすぎるトコがある。 あの様子じゃ、俺達を《男》として見てねーな・・・ 好きな奴でもいんのかな? 「はるが声でかいからだよー」 「んだと!?」 いや、今はそんなことはよくて・・・ってまた始まってるし。 「2人ともうるさい」 冬斗が静かに言った。 はるとアキがぐっ、とつまる。 こんな会話を見てると、いつも自然に口許が緩む。 「はははっ、喧嘩するほど仲がいいってもんだ」 ぽんぽん、とはるとアキの肩を叩いた。 失いたくない、大切なモノ。 夕方の風は、涼しく、気持ち良かった。
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