28人が本棚に入れています
本棚に追加
/29ページ
♣２♣
「ナイシュー！」
キュッキュッ。
体育館に、バスケシューズの音が響いている。
この音が私は好きです。
今、はるがシュートを決めたところ。
ビ〰〰〰〰〰!!!
休憩だっ。
「はる、お疲れっ」
はい、とタオルを渡す。
「お、あんがと」
汗でびっしょり濡れた首や顔を拭く。
今は、試合シーズンなのだ。だから、春歩の試合の応援に来ている。
試合が終わった。
はるは、１年生でレギュラーだし、得点王。純粋にすごいな、と思う。
今日も勝った。
「良かったね！」
「俺が負けるわけねーだろ？」
こういうトコがはるにはある。なんてゆーか、俺様？
まぁ、３試合中、全部勝ってるけどね！
最初のコメントを投稿しよう！