未明日の兄

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目が覚める・・・。 部屋の電気はいつの間にか消されていて、それでも部屋が明るい。 携帯を見ると朝の10時だった。 「そろそろ起きないと・・・。」 ベッドから出て部屋を出ようとした時、携帯が鳴った。 『おはよぅ🎵これから服買いに行くから付き合って❗』 真雪からのメール。未明日は欠伸を一つして。 『いいぉ❗これから支度するから終わったらまたメールします。』 メールを送信し、支度をするために1階に行く。 すると、昨日会わなかった兄・葵が居間にいた。 「未明日じゃん、おはよ。」 「おはよ、今から真雪ちゃんと遊びに行くからお母さんに言っといて。」 未明日は喋りながら洗面所へ向かう。と、葵もついて来る。 「わかった。橋口元気?」 未明日が顔を洗ってても関係なく喋り出す兄。 「あー、近々部活に顔出しに来いって言ってたよ。OBでしょ?たまには高校に顔出しに来ても良くない?」 タオルで顔を拭きながら真雪が言ってたことを思い出す。 「講義あるし、サークルも忙しいんだよ。」 「あっそ、とりあえずサタギャラ買ったから。私の部屋に置いてある。」 着替えに自分の部屋に戻る。
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