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鍵を職員室に返して本屋へ向かう。
本屋に着くと新作コーナーに行き、お目当ての本を探す。
「あった。サタン・・・なんて読むの?」
真雪は首を傾げる。
「サタン・ギャラクシー。略してサタギャラだよ。」
未明日は得意気に『Satan・Galaxy』と書いてある漫画に手を伸ばす。
「買ってくるから、真雪ちゃんはそこらへん見ててよ。」
「了~解。」
本を買って満足な未明日は真雪の所へ行く。真雪は雑誌を立ち読みしてた。
未明日がチラッと覗き見すると真雪は溜め息をついた。
「この服欲しいんだけど・・・高いんだよねー。」
雑誌に載ってる服。まだ冬だと言うのに春服が載っていた。
「真雪ちゃんってこんなヒラヒラしたワンピが欲しいの?」
そこにはレースしか使ってないんじゃないかって思うほどヒラヒラした服があった。
「この服を着るには、まずショートまで切ってしまった髪を伸ばして・・・可愛い系で着たいんだよねー。」
「真雪ちゃん身長155cmしかないし充分可愛いよ。私なんか160あるし・・・。ってかほんと服好きだよね。」
真雪は雑誌を棚に戻す。
「服が生きがいだからね。さぁ、帰るか?ここにいたら本当に買いたくなる。」
真雪が出口に向かって歩き出すのを未明日は小走りで追う。
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