短編

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さっきから 時間を気にしながら 街はさわがしく 人々か行き交う そんな中 ふと足を止め 僕は君を見つめていた 彼女の周りだけ 時間が止まっているようだった 彼女の存在だけがやけに目につく 時間は流れていく 彼女は黙って目を伏せる いつしか彼女の目にはたくさんの涙が溢れていた 僕は思わず 手をさしのべていた 君は少しびっくりして… 優しく微笑んだ 静かに涙が頬をつたう 声もなく涙を流す君に またそっと手をのばした
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