第三章 リバチェフリポート

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彼がもし、秘密警察の再生をもくろみ、さらにこれによって、ロシア国内ばかりでなく、KGB全盛期のようにその能力を西側にまで拡大し、干渉を始めるようであれば、これは、重大な世界的危機を生むことになる。それでなくても、中東であれ、朝鮮半島であれ、中南米であれ、西側と軍事政権や社会主義政権が戦争の一歩手前までの緊張状態を保っている場所は数多くあるのだ。ここのパワーバランスが崩れれば、一気に世界戦争という危機も現実味を帯びていく。 もし意図的に、ここを発火させていけば・・・。
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