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「核のラインは把握されているのか?」
そういうプーチンがいったのに触発されたように、サビッチも重ねる。
「お下がりのラインは?」
それを聞いたシュミチョフは、少し間をあけて、こう答えた。
「・・・どうやら、その辺りをミーシャのヤツは全貌すべてについて、ほぼつかんでいたようだ。」
「まさか、司令室のコンピューターを利用するとはな。大胆すぎて想像もつかなかった。」
サビッチが舌打ちをする。
「この際、関係者もすべてイレイズすることも考えねばなるまい。」
押し殺すような声で黒コートの男が言う。
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