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「4人は凄い仲良いんだな」
潤が羨ましそうに言う。
「腐れ縁だな」
裕也が笑って言った。
「早川君だって、同期の仲間いるでしょ?」
真咲が聞く。
「いるけど、この4人みたいにガッツリ絡んだやつはいないな~」
「俺ら、特別なんだ」
裕也が自慢気に言う。
「裕也は後輩の前だからってすぐ威張る~」
美樹が文句を言うと、
「いいじゃねぇか。俺の自慢の仲間だ!」
裕也が美樹に食って掛かる。
「はいはーい!そこで夫婦喧嘩はやめてね~」
真咲が笑顔で突っ込む。
「夫婦じゃねぇしっ」
裕也が否定すると、
「また、そんな事言って~。結婚すんだろ?」
悟がにやけて裕也をつつく。
「何かさ~、結婚したら、裕也、尻に敷かれそうだよね~」
真咲が裕也を見て笑う。
「俺は亭主関白だっ!」
ムキになる裕也を見て皆で笑った。
「早川君は彼女いるの?」
美樹が聞いた。
「いるだろ~!その見た目で国立大卒!いない訳ないっ!」
悟が力強く言った。
「何で悟が力入ってんの!」
真咲が笑いながら突っ込む。
「一応、いるけど…」
「けど?」
潤以外の4人が声を揃えてそう言って、聞き耳を立てる。
「今、遠距離であんま会えないんだ」
「遠距離か~。寂しいよね~」
真咲が頷く。
「遠距離か~。大変だな、アッチのほうが…」
裕也がニヤッと笑って言った。
「やだっ!何言ってんのっ!」
美樹が思い切り裕也の背中を叩く。
「アハハッ!裕也らしいコメントだ」
悟も乗ってきた。
「何で下ネタかな~」
真咲が笑いながら言うと、
「いや、大事な事だ!なっ?!」
と裕也が潤に同意を求める。
「まぁ、それも含めてだな!」
潤も裕也に乗っかった。
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