8人が本棚に入れています
本棚に追加
/8ページ
その夜の俺は顔をボロボロにしながら泣いていた。
いくら慰められても泣きやむ事はなかった。
―――その数日後。
葬式や通夜をやった。
俺はわけもわからないまま黒い喪服を来ていろんな人たちが暗い顔をして家に来るのを見ていた。
そのあと近くの火葬場へ行き妹を火葬した。
妹はただの骨になって帰ってきた。
妹の骨はまだ小さく生きていたらきっとまだまだ大きくなれたのに…。
みんなで長い箸を持ち妹の骨を箱に移していった。
それから妹の骨は祖母の家の近くの海のよく見える高台にある墓へ持っていかれた。
いい景色でよかったね。
心の中でそう妹に話しかけて俺は墓をあとにした。
最初のコメントを投稿しよう!