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もうやだ、もう寝る気になんてなれませんからね。帰りますよ、オレは。
「帰ろ、」
「ま、まてし!」
何故止めたし。
てか“し”ってなんだし、へんな言葉づかいすんなし。
「なんだよ‥‥」
俺はいかにも『めんどくさ~い』という顔をして奴を見た。
奴は何が起きたのかさっぱりわからないといった顔をして俺を見ている。
こっちのがさっぱりわからんつの。
「帰るの、このまま?」
「帰りますが?」
奴はしゅん、と落ち込んだような顔つきになった。まて、何故そんな顔をされなきゃならないんだ?
「何もしないで?」
いやいや、いくら年頃の俺でもそんなことは‥‥ってどう考えても違うだろ。
つい足が止まってしまったではないか。
「‥‥そうか、シてくれないのか」
いやいやいやいや、おかしいからね?『して』がすこーし脳内変換されただけであって、彼女の心理とはまったく違うから。
断じてちがう。
「お前なら、と思ったんだけど‥‥」
‥‥ん?これ、なんてエロゲ?
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