私は転校生なんだ、わかるか?

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「あ、やってくれる気になったの?」 「ヤっ‥‥ヤラねーよ!ってか先公に頼むってなに考えてんだよ!」 はぁ、とわざとらしくため息をついた奴は呆れ顔で俺を見た。 いやまて、呆れるのは俺のほうだ。 「だからお前に頼んだのに。先生は忙しいでしょ?」 「そういう問題じゃ‥‥」 「一人でも出来ないことはないけど‥‥」 奴は気まずそうに後ろを向いた。そうしても可笑しくはない。普通他人にカミングアウトすることじゃないからな。でも一人で‥‥ てっ‥‥!!!まてまてまてまて!俺!変なこと考えるんじゃない!‥‥いや俺だって思春期まっさかr‥‥じゃない!だって一人エッ‥‥なんて!!! 「‥‥‥、」 なんだ、何故俺を見る?!なんだ、俺のエロい考えがわかったとでもいうのか?!エスパーか?!エスパーなのかっ?! そして奴は、恥ずかしそうに言った。 「迷子になるのよ、方向音痴で」
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