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薫は
血をだした自分の拳に
やっと気づいた
「気持ち…どこにしまったら良いんだよ」
ぼそっと言った
薫の言葉だった
美咲は
あの約束の時
翔と付き合っていた
美咲は
冗談だと思っていた
「ごめんね…」
美咲は本当に
申し訳なさそうに
薫に言った。
「俺絶対美咲を俺のもんにするからな」
美咲も翔も
黙り込んだ
「明日のデート…待ってるから」
翔は小さく美咲に囁いた
美咲はうなずく
薫はそれを見て
血をだした手を
また握り拳にした
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