嫌いあう2人

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嫌いあう2人

「今日転入生を紹介する」 クラスのみんなは ざわめいて 入ってくる転入生に 目をやった。 もちろん薫は 睨んでいた 入ってきた美咲は それはそれは 美人で みんなボーと見てた。 黒板に 自分の名前を書き 自己紹介をした。 滑らかな日本語 黒板に書いた綺麗な字 みんなは こんな人がいたのかと 驚きを隠せなかった。 「夏川さんは前の学校ではかなりの優等生でねー...」 先生がこぼした言葉に 薫はなお美咲を 睨んだ。 「夏川さんには神道さんの隣の席があいて...」 先生は戸惑ったが 一応座らせた。 美咲が座ろうとした時 薫が立ち上がった 「俺はお前みたいな優等生が大嫌いだ。」 そう言い放ち 美咲を殴ろうとした バシッ 薫の拳を手で止め 床に倒した。
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