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という訳で、俺とライネルさんの一騎打ちになった。
じいやが言うには、こいつを倒して初めて名が広がるらしい。
なんという。
拷問か、と言いたくなる。
とりあえず、相手をギリギリまで追い詰めた俺は、銃口を向けた。
「宝を置いてさっさといくなら見逃してやってもいい。ただ、まだ反抗するってんなら、本気でやんぞ。」
「ひ、ひいい!す、すまない!許してくれぇぇぇ!」
相当な怖がりように、俺は銃口を下に向けた。
が、それが悪かった。
ライネルは俺の右肩に発砲してきたのだ。
「っち!ざけんなよ!」
俺はピッキングツールから一つを選び、ライネルにぶつけた。
使い方は違うが、ちょうど頭に辺り、ライネルは気絶した。
大丈夫。傷は浅いし、警察も調べる事はしないだろう。というか、するなよと。
俺はじいやから預けられた端末を取り出し、連絡をとった。
「じいや、ライネル=ホットウェルを倒した。でも、右肩を打たれちまった…。」
『大丈夫か?!医者を呼んでおくから、早く館にくるんじゃ。』
「アイアイサー。じゃ、宝持って行きますよっと。」
俺は左手に宝を持ち、じいやの館にいった。
そこには、闇医者らしき人物がいて、俺の肩の手当をしてくれた。
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