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「ち、くしょ…ちくしょおぉぉぉ!」
もう、自分でも解らないくらい叫ぶ。
わかったんだ。
もう、駄目だと。
だから、最後の抵抗に、俺は銃を乱射した。
銃弾が窓ガラスにあたり、シスター達は怯んでいた。
…逃げる、チャンスだ。
俺はそう思って、必死に走った。
建物の影に隠れ、息を整える。
偉そうなデブと、動きにくそうな服のシスターだ。
俺を途中で見失ったらしく、声が聞こえた。
二人の声が過ぎていったのを聞いて、安心する。
が、それもつかの間で、隣の建物に誰かいるのが見えた。
敵かも知れない、と銃弾をしっかりつめて、様子を伺い、俺は驚愕した。
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