キャットBOSS!?

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「…夏弥…?夏弥っ!起きて!」 そこには、スタン効果のあるものを使われたらしい、夏弥がいた。 もしかして、一緒にいるところを見て、人質にでもするつもりだったのだろうか。 でも、なら、何故、最初から出さなかった? 俺は余り使わない脳みそをフル回転させた。 「とにかく、夏弥、起きて。」 「ん…んん…?RYU…?…!?なんでこんなとこにおるん!?」 「夏弥こそ!…ってか、なんとなくで分かったけどね。」 「どういう事や?」 「夏弥、もしかして爺ちゃんに怪盗に誘われてたりしない?んで、ライネルを倒して、とか言われてない?」 「な、なんでRYUがライネル知ってんねん!」 「説明は後でするら。それより、シスターとライネルを倒すのだけを考えよう。」 俺は夏弥にもう一丁持ってた銃を預けた。 彼女も持ってるだろうが、下手すると、取られてるかも知れない。 「デブは任せる。俺は、ケバいのと決着つけてくるから。」 「…分かった。」 「じゃ、終わったらここに集合な。」 「うん。」 俺らは二手に別れて、それぞれを倒した。 そして、集合した。 「RYU、右肩、本当にマフィアやったんか。」 「…あぁ。ライネルに、バーンッてやられてな。」 「なんで言ってくれないんや。」 「出来れば、巻き込みたくなかったから。」 「…少しはうちを頼ってな?弱いかも知れんけど、一人より良いはずや!」 「うん。とりあえず、お願いするよ。相棒。」 「うんっ!」 今回の戦果。 仲間一人と、奪われたお布施。 じいやに夏弥と組む事を報告して、夏弥を自宅まで送った。 ~キャットBOSS!?:完~
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