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俺と夏弥は、じいやに言われて宝をコンプした。
今日は宝石…指輪だったかな。
うん。
それが早く終わり、散歩しながら、帰宅に向かっていた。
館の近くには港があった。
ひそかに俺のお気に入りスポットだったので、今回、夏弥をそこに連れて来た。
潮風が気持ちいい。
「RYU、こんないい場所知ってたんやな。」
「あぁ。ミッションで失敗する度に此処に来てたぐらいだ。」
「やっぱりRYUも失敗するんやな。」
「あぁ。」
二人で潮風に吹かれていると、少し向こうに金髪の女性がいた。
対して気にはしてなかったが、女性の一声により、そんな訳にはいかなくなった。
「oh!RYUちゃん!久しぶりよ!覚えてるー!??」
その女性は俺に抱き着いてきた。
俺の知る限り、俺をちゃんを付けて呼ぶ金髪の女性なんて、一人しかいない。
「ミー姉…。」
「ワォ!やっぱり覚えててくれたのねー!?イタリアに住んでたんだけど、会えるって言うから、来たのよー!」
「うん…。分かったから離せ…。胸と腕に首が挟まって、窒息しそうだ。」
「あら、ごめんねー。」
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