美女到来!?

4/5
前へ
/118ページ
次へ
「…所でRYUちゃん。」 「…なんだ?」 「いい加減、私と結婚しましょうよぉ!イタリアにくれば、同姓婚だって可能なのよっ!?」 「…黙れ。断る。ふざけるな。」 「あらあら、釣れないのねー。」 だから、こいつは嫌いなんだ。 ミー姉は中学の時の先輩だった。 俺が二年の時、ミー姉が転校してきたのから、始まったんだ。 ********回想**** 「わぁー!フランスと日本のハーフなんだよね?かわいー!お人形みたいー!」 「ねーねー、向こうはみんな金髪なの?」 「目、綺麗でいいなぁー。」 ミー姉が、言葉がわからず困ってたんだ。 それをみた俺が、通訳をしてみる事にした。 一応、ロマンス語とフランス語は少しなら話せたから。 俺がミー姉に伝え、ミー姉が言ってる事を皆に通訳してあげて、というのが休み時間の間、ずっとだった。 放課後になり、帰ろうとしていた俺だったが、教室前にミー姉がいたから、それをやめた。 「アノネ、アナタフランスノコトバ、ワカルデスヨネ?ワタシニ、ジャパニーズノコトバ、オシエテ、ホシイノ!」 片言でしどろもどろになりながらもお願いしてきたので、俺は教えた。 ミー姉は筋がよくて、すぐに日本語を覚えた。 それ以来、俺に執拗に懐き、あわよくば寝とろうとしてくるようになったのだった。 ****回想終わり***** .
/118ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加