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こいつは本当に話が尽きなくて、話をしてて、楽しい。
でも、面会時間も限りがある訳で。
「わり。虎雄。もう時間みたいだ。また、来るから。」
「うん。約束だぞ!」
「あぁ。」
俺は虎雄に別れを告げ、病院を出た。
少し林になってるその道を進んでいると、人の気配に気がついた。
「誰だ?」
「誰っていうのは酷くないか?RYUさんよぉ?」
「…アラス・ドロムの部下か…。」
「勘がいい事で。」
「で?五人掛かりで俺に向かってくると。」
「それだけじゃねえよ。」
「…スタンガン付きって訳ね。」
俺はため息をつくと、上着を脱ぎ、挑発的に笑ってみせる。
「こいよ、相手してやる、」
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