始まり

3/4
前へ
/118ページ
次へ
「じじい、金をだせ。逆らったりしたら、これがおまえを打つぜぇー!」 「や、やめとくれっ!わしがやれる事ならなんでもやるから!」 親父狩り、というより、爺ちゃん狩りをやってるようだ。 これでも俺は、力がつよい。 握力は30を越えていた。 片手で、20キロくらいまでなら持てるしな。 とりあえず、止めにいくか。 と、俺は声の方に足を進めた。 「だーかーらー、金だせっての。」 「許してくれー…。金は持ってないんじゃー…。」 「じゃ、死ねよっ!」 「あんたら、恥ずかしくねーの?爺ちゃん相手に五人で、さぁ。」 「誰だよ!てめぇ!」 爺ちゃんに向けてた銃口を俺に向けて来た。 「何処にでもいる、バーテンさん、ってとこかな。」 「ふざけんな!」 「はーぁ。だっさい。女相手に銃口向けるとか。」 「んだとぉ!」 「…ヒステリーかよ。」 .
/118ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加