始まり

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「はい。お待たせ」 夕飯はカレーが運ばれてきた。 隣同士で座って食べた。 途中、愛美の手が止まった。 「どうした?」 啓太が気にとめた。と愛美が口をひらいた。 「あの……わたし……」 啓太は愛美を見ている。 「………」 言葉が続かない。と啓太が口をはさんだ。 「明日は帰りが遅くなるから何でも良いから夕飯を作っておいて」 愛美は伏せていた顔をあげた。
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