九十九里浜

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九十九里浜

今日はこれから九十九里に行く事になっている。 まり子の子供のりゅうも一緒だ。 俺はメールをすると 二人をむかえに行き車を九十九里へと、走らせた。 快晴の海に着き 俺達は水平線を見ながら、身を寄せた。りゅうが海辺で、はしゃいでいる。 まり子が19で生んだ子は7才になっていた。 「ねえ、あなたには、色々な事を教えてもらったわ」 「そうかなぁ」 「きっとこれから先、私の約に立つわ」 「そう成るといいな」。 「成るわ!」 帰りの車で、りゅうが追い越して行った一台のバイクを見て「カッコイイ」と叫んだ。 「りゅう、お前バイク好きか?」 「うん、大きくなったら俺ものる」 「そうか、じゃあ、お母さんに心配かけないように、乗れょ」 「うん」 りゅうは、我子のように、俺になついている。子供が三人とも女の子の俺にとっては、たのもしかった。 それと同時に、俺は、男の根性と本当のやさしさを、少しづつ、叩き込んだ。
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