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「二人の世界に入らないでよ。
てか、薮さんそんなキャラだったの?
なんか意外だなぁ…
かわいい(笑)」
「ひ、光のバカぁぁあ!」
可愛いと言われ薮は顔を真っ赤にして、また目に涙をためていた。
「え、俺のせい~?」
薮は伊野ちゃんと大ちゃんがいるのを思い出したからか、急に学校での態度に戻ってしまった。
「光なんか大嫌い」
「……………ぇ」
俺はわざと落ち込んだ顔をした。
「うそ、好き」
「ははははッ俺分かったよ、!薮はツンデレなんだね(笑)」
「だから~」
大ちゃんは、また俺らを見て呆れた顔をした。二人の世界に入るなって?
「ごめんごめん」
「薮さん、俺薮さんと友達になりたい!大ちゃんって呼んでよ。
おれ、有岡大貴だから」
「ふーん」
薮は冷たくそう言った。
「ごめん、伊野ちゃん達、薮の性格とか、本当の姿言うなよ?あと、同棲してる事。折角来てくれたのに悪いけど今日は帰ってもらってもいいかな?
なんかおごるから!」
「そっか、分かった。大ちゃん行くよ」
伊野ちゃんは理解してくれたのか大ちゃんを連れて家を出ていった。
「光、さっきはごめん」
「いいって。伊野ちゃん達の前で好きって言ってくれたし」
「ば、バカ////」
薮は本当に可愛いな俺が守ってらやなきゃ。
大好きになっちゃったよ、
薮の事。
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