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お風呂からあがり、火照ったからだをカルピスで冷やしながらソファに腰かけた。
机の上に置いてあるリモコンを取ってテレビをつけた。
「あっそうだ、アイス♪」
テレビをつけたと同時にアイスを買ったことを思い出した。今日めちゃめちゃ楽しみにしてたんだよね!
「あれ……?ない」
冷凍庫をあけると昼間に買っておいた、大好きなアイスが無いことに気付いた。
光かな?楽しみにしてたのに……。
「光、アイス食べた?」
お風呂から上がった、まだ髪が濡れている光に少し荒々しく問いかけた。
「え、アイス?
あぁ、あれかあ!食べたよ(^∀^)」
「あれ俺が食べたくて買っておいたやつなんだよ!何で食べちゃうの?」
俺、実は大の甘党で、そんで意外かもしれないけど、食べ物に対しての執着心が強いんだ………。
「え、食べたかったんだもん」
カッチーン
「ここ俺の家だよ?聞いてからにしてよ!」
あぁ、俺ださいな。こんな事で怒ってて。
「宏太ごめ、ごめんな?
今買ってきてやるよ」
「え、別にいいよ…」
「いいからいいから♪」
光は俺が怒った事に対して嫌な顔一つせずに買ってきてやるよと笑顔で家を出ていった。
この時怒ってなければ…俺は何処まで馬鹿なんだろう。
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