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今日、彼は日記を忘れていった。
届けてあげたほうが良いかな…?
ここ一週間くらい、怖くて外に出ていなかった。
そのきっかけをくれたのかもしれない。
私の指定席は、空いていた。
彼の四つ隣。
彼はやっぱり何も言わずにいる。
目が合った。
どんな表情をすれば良いかわからなかったので、笑った。
彼も笑い返してくれた。
あ…
勇気百倍。
そうだ、私、彼と一緒なら、どんなことがあっても大丈夫なんだ。
ごめんね、みゅーた。
わたし、心配かけちゃったね?
もう大丈夫だから、安心して。ね、みゅーた。
これからは彼が、ずっと私を守ってくれるから。
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