two

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「ついた…。」 校門の前で独り言をつぶやいた。 緊張して一歩が踏み出せない。 「あ!さち?」 「え…?あ、梓!」 「やだ、久しぶり!さちも公開授業みにきたの?」 「そーだよ!超久しぶりだねー。」 「ね!なんか突っ立ってるチビがいるなーと思ったらさちなんだもん!」 「チビは余計でしょ…。」 「あははは!変わってないね!行かないの?」 「あ…うん、いくよ。」 「じゃ、いこう?」 梓、あんたも突風みたいな性格、変わってないわよ。 そうして、私は梓と一緒に受け付けをして一年生の階へとやってきた。 ついに…ついに悠介にあえる! 緊張してます。 さち、緊張してます! でもまずは、誘ってくれた紗季の教室から行こう。 確か、紗季は一組だったはず…。 私は梓と別れ、1人で紗季のいる(であろう)一組に向かった。
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