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まあ、毎日がアピールのような日々なのだから、彼もなんとなく気付いていただろうと思う。
夏も近づいた日曜日。
サッカー部は、練習試合だった。
休憩時間に、たまたま彼とすれ違った時、勇気を振り絞って、
「がんばってね」
と言うと、
「今日は、お前のためにシュートきめるよ」
て、言ってくれた。
うれしかったな。
私のこと好きかのかな?なんて、期待しちゃった。
『司~大好き~!がんばれぇ~って』
大声で叫びたい気持ちだった。
それにしても、私に思わせぶりな一言。
罪な男だぜ!
そんな言葉で喜んでいるのはこの私。
バカな女です。
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