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晴香はうるさいほかにも多数問題があるのは先刻までで解って頂いたと思う。まぁ、そんな奴にも長所と言うものが少しはある。それが『料理』だ。そんな訳で朝食を含め食事には毎回ある程度、期待している。きっと今日の朝食も旨そうな物だろうと思い、テーブルに目をやると…何の間違いだろう? そこには料理の概から程遠い、『黒コゲた何か』の集団だった。それらが訴える無言のメッセージを解読しようと考える事五秒。
「亜稀か?」
隣の椅子に座っていた少女に声をかけた。俺を眠そうな表情で見てから首を縦に振った。亜稀が何か言うを待っていたら、わざわざ大きな欠伸をしてくれた。…いくら女とはいえ殴るぞ?
「たまに朝食を作ってみたけど…炭化した」
素直に失敗しました、ごめんなさいとか言えんのかお前は。
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