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俺の名前はハナ。
巷じゃちょとばかし名の知れた暴走族『牙兎鱗愚(ガトリング)』の頭張ってるもんだ。
暴走族の頭ってのはなかなか悩みも多くてよ…
部下の構成員のこと…
シマ争ってる敵のこと…
何より悩んでるのが俺の本名だ。
ま、それは置いといても最近じゃクリーチャーも出てるとか?まぁ俺には関係の無い話だか…
とにかくいろんな悩みの種が毎日のように俺の元へ届く。
今日もまた…
構成員『総長!大変です!』
シマ争いの件か…?
ハナ『何だ?』
構成員『さっき総長のマンション前を通ったんですが…なにか揉め事起きてるみたいで!』
ハナ『なに?詳しく聞かせてみろ。』
構成員『はい…何やら物々しい雰囲気で…窓ガラスは割れているわ、叫び声のようなものまで聞こえてきて……ちなみに総長は何階に住んでいるのですか?』
ハナ『…俺は6階だが…』
構成員『……!俺の見間違いじゃなきゃ6階の角部屋でしたよ。総長の部屋は…』
ハナ『………の……や…』
構成員『……は?』
ハナ『俺の部屋じゃねーかぁッ!!』
まさか…泥棒が…?
いや…他のシマの奴が奇襲を仕掛けた……?
…違いない!
ハナ『全軍集合!!これは敵の奇襲だ!牙兎鱗愚の兵隊2000をもってこれを返り討ちにしてやろうぞ!!』
構成員『お…おぉーー!!!』
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