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第４章『初恋』
第４章『初恋』
彼女の写真に
釘付けになった僕…
あろうことか…
アルバムの中の天使に
恋をしてしまうのである…
…なんて素敵な人なんだ
初めての衝撃…
高鳴る気持ち…
写真とはいえ…
好きになると…
心は正直である…
――決して隠せない
見れば見るほど心を
奪われていく…
だが彼女は…
―――アルバムの中
アルバムとは―――
思い出を懐かしみ
ただ見るだけのもの
恋するなど…
有り得ない…
僕には…
叶わない恋…
はかない恋…
届かぬ気持ち…
アルバムの中の天使…
写真をみるたび思う
『菜々にあいたい』
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