Act.0 プロローグ

2/2
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/52ページ
『ウー…ウー…!』 サイレンが鳴り響く薄暗い通路、研究所と思わしき施設を1匹の蒼鱗の雄竜がゆっくりと歩いていた。 雄竜が歩いた後地面がゆっくりと凍っていく… やがて1つの部屋の扉の前に立ち止まり、中に入っていくと、大きな机の前に1匹の黒鱗の雄竜が傷だらけの状態でグッタリとしていた。 黒鱗の雄竜(黒竜)「うぅ…散々派手に暴れてくれましたね…」 蒼鱗の雄竜(蒼竜)「グルルル……」 黒竜「諦めなさい…私を殺した所でお前の能力(チカラ)が消える訳では無い…お前は永遠にその能力に苦しまれていくのだ…」 黒竜は傷だらけのまま蒼竜を挑発する。 蒼竜「グルルル…グワアァッ!!」 蒼竜は左手に氷を纏わせて左腕を一本の槍の様にし、そのまま黒竜へと襲い掛かった…。
/52ページ

最初のコメントを投稿しよう!