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そして実奈は夜にデートの約束があると言って
満面の笑みで帰って行った
あたしも自宅に帰ろうと駅へ向かった
｢あと３分‥｣
ちょうどいいタイミングにホームに着いた
電車が来て乗り込んだ
｢あれっ‥‥‥？｣
隣の扉から昨日のあいつらしき男が降りていくのが見えた
あたしは自然に体が動き
扉の縁に立ちホームの方を見渡した
けれど見つからなかった
"なにしてんだあたしは"
そう思いながら座席に座り帰宅した
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