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教室に戻ると健太があたしの席に座って待っていた
「お~そ~い~」
「ダッシュしたんだけどな~」
「購買行くみたいに?笑」
「う~るさいっ」
いつの間にか健太と
打ち解けている自分に気がついた
「で?話ってなに?」
「お願いがあるんだけど‥
明日の放課後は暇?」
「あ~うん、暇だよ!
何で?」
「ちょっと俺と一緒に来てほしいところがあるんだ」
「どこ?」
「それは明日になってからのお楽しみ!」
「え~気になる~」
「明日明日!
じゃっ、それだけだから!」
「えっ、だったらメールか電話でよかったんじゃ?」
「お願いだから会って話したかった」
「そっか☆」
「じゃあね♪」
健太は自分の教室の方へ戻って行った
やっぱ筋が通ってる人だな~
‥と心の中で思った
その日の放課後―
あたしは実奈と駅まで一緒に帰った
そしてお昼休みでの健太とのやり取りの内容を話した
「ねぇどう思う!?
どこに行くのかな!?」
「どこだろうねぇ~」
「何でわざわざあたしなんだろ!?」
「何でだろうねぇ~」
「やばい、超気になる!」
「‥‥健太くんのことが^^?」
「えっ、ちょっと、そんなわけないでしょ!
どこに行くのかが気になるだけで別にあいつのことを好きとかそういうんじゃないし!」
「ふふふ^^」
「なに!」
「ムキになってるあたりが怪しいよね~^^」
「完全おちょくってる!」
「ってか明日の夜は
なんとかってゆう年上の男とデートとか言ってなかったっけ?」
「あーうん、別にいい。断る」
「へぇ~^^
ま、明日のお楽しみだね♪」
「お楽しみってゆーか何てゆーか‥」
「じゃね♪」
駅に着き実奈と別れ帰宅した
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