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そして自転車を走らせた
「て言うか何で自転車で来たの?
まだ電車あったでしょ?」
「あったけど帰る頃には終電終わってると思ったから」
「自転車でどのくらいかかった?」
「ダッシュで漕いで45分くらいかな」
「キツっ!
今日はうちに泊まりなよ!」
そして家に到着
あたしの頭をぽんぽんと撫でて
「大丈夫^^
俺、男の子だからちゃんと帰れます^^」
「本当?大丈夫?
泊まっても全然平気だよ?」
「明日も学校だし自分ち帰るよ☆
おやすみ^^」
「わかった‥おやすみ」
健太は笑顔で手を振り自転車で帰って行った
あたしは健太が見えなくなるまで見送った
「あれ?」
健太が戻ってきた
「どうしたの?」
目の前に来るなり
あたしの肩を片手で抱き寄せて
唇にそっとキスをした‥
「‥‥‥‥」
あたしはびっくりしていた
「おやすみ^^☆」
そう言って再び健太は帰って行った
健太が見えなくなって3分後くらいに
あたしも家の中に入った
これがあたしと健太の始まりだった
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