―高校1年生―

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そして1年生が終わって春休み あたしは友達と遊んだ後 地元に帰るために 駅のホームで電車を待っていた ベンチに座って 携帯をいじっていると 「あれ~?」 ‥‥‥‥‥はい? 知らない男が あたしの顔と携帯の間に顔を入れてきて 笑顔で顔を覗き込んできた 「あーやっぱり! 須藤さんでしょ? 須藤紗耶香!」 「‥‥‥‥違います」 変な奴だ!と思って あたしは違うふりをし また携帯の画面に視線を戻した 「まさかこんなところで 須藤紗耶香に会えるとはな~ ラッキー♪」 そう言いながらその男は 隣に座った 「ちょっと‥こんなに席空いてるんだからわざわざ隣座らなくても‥‥」 「ていうかさー何でそんな露出した格好するわけー?」 私の話を聞かずに言葉を被せてきた 「あーもう何なの!?」 「だってもったいねぇじゃん。」 「なにが!」 「女の大切な肌をそんなに露出して見せびらかして何がいいのー?」 「本当に何?」 あたしのイライラは MAXに近いくらいに達していた _
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