第1章:ラブコメの転校生って大抵、イケメンかかわいい子ばっか

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左隣にはちゃんと表札があり、安藤って書かれてる。 仲良くなれそうな人がいいな。 俺はそんな期待を持ちながら、インターホンを押した。 すると中から女の人の声が聞こえた。 「はいは~い?あなたは誰かしら?」 髪の気を後ろで縛っている大人っぽい女の人が出てきた。 大人っぽい女の人なのに天然そうなのは何故だろうか。 てか、ほのぼのとしたオーラがにじみ出てるよ。 「あなたは誰かしら?」 「あっ、隣に引っ越してきた中村です。これは洗濯石鹸ですけど…」 「あらあら~わざわざありがとね?」 「はい」 なんか掴みどころのない人だ。 まぁ仲良くなれそうだからいいか。 「まぁ立ち話もなんだから家の中入って」 「えっ?」 「彩美ちゃんも喜ぶからね」 俺は安藤さんに腕を掴まれ、家に引き込まれた。
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