第1章:ラブコメの転校生って大抵、イケメンかかわいい子ばっか

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「ごっ、ごちそうさま…」 「はい!お粗末様でした~」 俺、頑張ったよ? 多分、初めてご飯を食べて不幸だって思ったわ。 「じゃあ~食後のデザートを――」 「あっ、用事を思いだしたから帰ります!」 「あら、そう?」 俺の胃は限界だよ… その状態で食後のデザートなんて無理だ。 俺は苦しい中、必死に玄関に向かった。 「今日はありがとうございました」 「全然いいわよ~」 「じゃあ…お邪魔しました。」 俺はそのまま彩美の家を出た。 家を出たと同時に俺は携帯を取りだした。 時刻は夜の9時だった。 「明日は学校か…早く寝よ」 俺はすぐ隣の自分の家に向かった。 「あっ、彩美の方にしか引っ越しの挨拶してなかった」 でもすぐにまた明日でいいやと思い、俺は自分の家に入った。
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