第1章:ラブコメの転校生って大抵、イケメンかかわいい子ばっか

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新しい家は2階建ての一軒家だ。 なんで高1の学生が1人暮らしで一軒家なのかって言うと、親のおかげみたいなもんだ! 俺の親は俺が小2の時に事故によって他界した。 だから俺は親の遺産を相続し、それを茜が管理する児童施設に渡した。 金には興味なかったしな! 親が他界した時は泣いたりしたけど、いつまでも泣いてたら親に申し訳ないと思ったから、俺は涙を流さず、親の分まで笑って生きようと決めた。 あっ、話が逸れたけど、この家は俺が昔住んでいた家だ。 売らないでずっと残しておいた。 大人になったらここに住もうと思ってたから。 今の俺なら1人暮らしができる力があるからこの家に来たって訳。 「そう言えば、お前電話切ったろ?」 コイツまだ根に持ってるか… 「まぁその話は後でな」 俺はポケットの中から、あらかじめ持っていた家の鍵を取り出し、玄関の鍵を開けた。
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