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(=⌒ 初めてのポッケ村、朝・side:sizuku ー⌒=)
朝。目が覚めると、わたしは隣に寝ている義兄さんの唇にそっと……
(ガバッ❗)
「あら、おはよう義兄さん」
「い、今すっげえ身の危険感じた❗」
「そうなんですか?」
わたしは、寝袋で転がった義兄さんににじり寄ると、続きを、
「や、やめんか❗」
さらに転がり、わたしから逃げる義兄さん。
「もう、なんで逃げるんですか」
「最低限のモラルを守るためだ❗」
まただ。義兄さんは変なところに律儀というか。世間の常識なんて、わたしたち兄妹には関係ないと言うのに。
「おはようのキスくらい、みんなやってますよ」
「おまえはそれで済まないだろが❗」
「うふ。義兄さん、カラダは正直ですね」
「ば、バカっ❗これは生理現象だ❗」
義兄さんは、慌ててわたしに背を向けました。
相変わらず可愛いですね。
「わたしは今日、ネコートさんのクエストに行きます。義兄さんはどうするんですか?ソレの処理?」
「1日の予定が自慰って有り得ないだろが❗オレもネコートちゃんのクエストやってんだ❗」
ピクッ。
そう言えば……ネコート"ちゃん"?
「ネコートさんを"ちゃん"呼ばわり?……まさか義兄さん、ネコートさんと⁉」
「有り得ねーからっ‼」
慌ただしい朝の締めは、義兄さんの絶叫でした。
(初めてのポッケ村、朝・side:sizuku、終わり)
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