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(つづき)
さて、今回はネコートさんのクエストをこなした後、集会所へ赴きました。
少し、ほったらかしにしてたからなあ。
「あ、いらっしゃいsizukuさん」
下位クエスト窓口のマリーちゃん。わたしと年が近くて、友達感覚で話せる人です。
ただ……
「こんにちはマリーちゃん。今日は聞きたい事があるんだけど、いいかな?」
「はい?」
「義兄さんとはどんな関係なんですか?」
「は……?」
質問の意味が解らなかったようだ。マリーちゃんは、口を半開きにして固まっている。
わたしは、噛み砕いて質問してみた。
「1、義兄さんとは友達。2、義兄さんとは知り合い。3、義兄さんとは全くの他人。どれ?」
「あ、えっと……」
ようやく理解したマリーちゃんは、答えようとした。
……が。
「4、義兄さんとは恋人❤が抜けてるわ、sizukuさん」
横槍が入りました。
上位クエスト窓口担当、ネリーちゃんです。
むう~っ。
確か彼女は、義兄さんが一番手を焼いている人物でした。
もしかしたら、一番の危険人物かもしれません。
わたしは、矛先をネリーちゃんに変えました。
「その選択肢は必要ない、と思います」
「そうかな~」
むむむ~っ。
挑発してますか?バトル開始なのですか?
「あの、sizukuさんは今日、それを聞く為だけにギルドへいらっしゃったの?」
ネリーちゃんと火花を散らしてたわたしに、マリーちゃんが窺い見るようにして言った。
……下位クエストを進める為に、わたしは此処へ来たハズだった💧
質問は序で(ついで)、のはずだったのに。
我ながらアホですね。
(さらにつづく)
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